Character

[主要キャラクター]

シエスタ=シェリル
Siesta Sheryl
「こう見えても、日々の成績は優秀ですから!」
19歳、身長159cm、体重43kg。血液型O型。
光のルクシエメール魔法学院所属。「魔法医」を夢見るB級魔法生。
学内女医のラクリスの元で治癒魔法を学んでおり、ファンクラブ副会長を務めていた。
幼い頃に崖崩れに遭い、優秀な魔法医の手当てにより一命をとりとめた事で人を癒すことに憧れを感じるも、その時に多くの友達を一度に失ってしまった事が トラウマとなり、「悲しみの感情」で心が乱れると魔法が撃てなくなるという欠点を抱えている。
性格は明るく、お喋りが大好き。 小等学院時代、中等学院時代に百人を超える友達を作っており、人付き合いは上手いが、使い魔は作らず、恋人も居ない。好物は薬膳系の料理。
 
ラハ
Raha
「僕はネズミ。視覚も聴覚も嗅覚も人間より、ずっと優れてる」
光のルクシエメール魔法学院の魔法生の誰かに飼われているペットのネズミで、院長曰く「飼い主が、かつて学院に居た転校生と同じ名前をつけた」という。
種族は「炎ネズミ」と呼ばれる、炎に強いネズミの一種。
魔法界に棲息する炎ネズミは魔法を撃つ事は一切出来ないが、なぜかラハは撃てる。 曲がったことが嫌いな性格で、悪と感じた者には勇敢にも飛び出していき、 B級魔法生を軽く凌駕するほどの強力な炎の魔法を浴びせる。
好物はチーズと、人間の肩に乗ることと、チョロチョロ探検すること。
 
オリアネス=マフート
Orianes Mafdet
「私は嘘が嫌いだ」
19歳、身長170cm、体重49kg、理のエクレール魔法学院、風紀委員長。A級魔法生。
魔女の様な黒い帽子と黒いローブで身をまとい、学院の風紀を乱す者、校則を破る者に 容赦無い懲罰を加える。その姿は下級生から「理の魔女」と恐れられるほど。
魔法生評価を操作する権限を渡されており、やむを得ず自らが過ちを犯してしまった時は 自らの評価もしっかり減点する。
好物は甘い物だが、嗜好品が禁じられている学院では滅多に出る事がない。 基本ポーカーフェイスの彼女だが、朝食にフレンチトーストが出た日は機嫌が良い。
 
エクスリス=マリアヴェール
Xriss Mariaveil
「貴女はきっと、立派な魔法医になれます」
28歳。理のエクレール魔法学院の学内魔法医。A級魔法士。
シエスタ曰く「ステキ女子な先生」。
魔法生の指導も行っているが、厳しく叱ったり懲罰を与えたりしないためか、オリアネス以外の魔法生からは好かれている。
22歳の頃に魔法医免許を取得し、院長に才能をかわれ学内医として勤務する事になる。 治癒魔法についてはとても博識だが、戦闘魔法も得意。魔法教会からも魔法新聞からも注目されるほど優秀な魔法医だが、子供の頃の夢は絵本作家だった。
好きな男性のタイプは年下の男性。

[光のルクシエメール魔法学院 講師]

ルクシエメール院長
Lucucie Franmail
「ブラボー、素晴らしい」
身長190cm。猫型使い魔のリシャスを飼っている。
ルクシエメール魔法学院院長であり、魔法界唯一のS級魔法士。フラットな口調で喋るも、目の奥は決して笑っていない事が多い。
一年三ヶ月前、ニブラスの街で起こった「ザヴァン魔法界法長殺害事件」後、魔法界法長代理ゼファロより新法長に就いてくれないかと懇願されたが、 法律に詳しくない彼は「フーリッシュ」の一言で断り、新法長はゼファロがそのまま就任する事となった。 そのせいか教会の人間からは良い意味でも悪い意味でもガードの堅い要注意人物的存在だが、単に面倒くさい仕事が嫌なだけ。
 
ミランダ=マイン
Miranda Mine
「院長……、また勝手な事を」
副院長 兼 院長秘書。27歳。身長158cm。
魔法史にも魔法界法にも詳しく、元々は学院の戦闘魔法講師だった多才なA級魔法士。
常に趣味でメイド服を着ているため、一年三ヶ月前の魔法祭の時に「メイドお茶室」なる出店でメイド役に抜擢されたが、魔法生の口コミで「死のメイドお茶室」と恐れられ、結局客は合計五人しか来なかったという。
最近は院長の奔放さにうんざりしてきており、悩みが絶えない日々が続いている。
 
ラクリス=ティア
Raclis Tia
「相変わらずチートなのです。一家に一台欲しいのです」
学内魔法医。A級魔法士。身長130cm。
「スキルタイプ」と呼ばれる魔法の痕跡を、魔法を使わず瞬時に探知する能力を持っていて、傷ついた百人の人間を一度の魔法で癒せるほど優秀な治癒魔法士である。魔法教会から臨時魔法医として時々呼び出され、その手腕をふるっている。
「~なのです」「~なのですか?」という独特な語尾をつけて喋り、心優しく面倒見が良いため、魔法生からはファンクラブが作られるほど大人気。ルクシエメール魔法生アンケート「結婚したい講師」第一位を獲得。結婚しないのかと誰かが問うと「まだその域には達していないのです」と回答したという。

[理のエクレール魔法学院 講師]

エレン=エクレール
Elen Eclair
「…………」
エクレール魔法学院院長。年齢不詳。
エクレール家という魔法界の貴族出身。代々学院の運営を継ぐ事になっており、その十四代目。シスターの様な格好をしているが神を信仰している訳では無く、学院の風格や品格を象徴するために身にまとう事を義務づけられているという。
難病「喋れぬ病」を患っており、誰かと話す時は筆談で行うか「意思疎通の魔法」を使い、エクスリスを通して会話をする。得も言われぬ「ただ者では無い」オーラを漂わせており、ただそこに黙って立っているだけで、彼女に意見しようとした者が慌てて逃げ帰っていくほど。
 
ザックバーン=マティウス
Zackbarn Matius
「歴史を繙く事で、諸君らは真の魔法に触れることが出来る」
44歳。副院長 兼 魔法史担当講師。
マティウス家という魔法界の貴族出身。二十年前は学院の講師を務めていたが、副院長として就任後、エレン院長と共に学院の運営に携わり、風紀委員会を設立し、学院の名誉を現在に至るまで保ち続けて来た。
「魔法は悪魔が授けたものだ」と信じているオカルトマニアで、魔法史書を数冊出版し、彼の考えが実際に採用されている教科書まで存在する。午前午後合わせて六時間の授業を声を枯らすことなく喋り続け、魔法生に睡魔という悪魔を与え続けている。
 
ジャッラ=エンバドル
Jarra Enbaddle
「いつまでも過去の魔法にすがるなど、お主の底が見えるわ」
39歳。邪援魔法担当講師。
光のルクシエメール魔法学院より「臨時講師」として派遣される。一人称を「余」、二人称を「お主」で通す風変わりな男。女子魔法生達からは不気味がられているが、授業の楽しさからか男子魔法生からはそこそこ人気がある。
チーズ依存症で、派遣された学院はチーズが禁止されているため、二日目に禁断症状が発生。いっそ魔法でチーズを作り出そうと町の本屋へ行き何冊か研究本を買いあさって来たが、(町に出たのならその時にチーズを食べてくればいいと思いますが……)と、学内医エクスリスは心の中で突っ込んだという。
 
クィンスキー=マロニエ
Quinsky Maronie
「僕は光魔の貴公子、ライトニングウィザードと呼ぶ人も居るね」
24歳。戦闘魔法担当講師。A級魔法士。
マロニエ家と呼ばれる一級貴族の家系に生まれた優秀な戦闘魔法士。自分の才能を目立たせたくて両親の反対を押し切り講師となった。自称「光魔の貴公子」。魔法雑誌の企画「イケメン講師特集」で度々トップを飾っている魔法界のアイドル的存在。
かなり嫌味な性格をしており、魔法生の粗探しをしてはすぐに悪態をつく。褒めるべき点はしっかり褒めているつもりでいるが、それも女子魔法生のみ。
貴族の家で育ったため身なりやマナーには大変うるさく、ノックの音が一回足りないだけで魔法生を減点したりもする。それらは主に男子魔法生がターゲット。
 
ピクル=カレラス
Pikuru Carreras
「ボクには、才能なんて無いんです……。学院やめたい……」
21歳。魔法薬食担当講師。A級魔法士。女性に見られる事もあるが男性である。
魔法教会の魔法薬研究部門で勤めていたが、失敗してクビになりかけた所をエレン院長に救われ、エクレール学院の魔法薬食の講師となった。
基本的には誰に対しても優しいが、極端に後ろ向きな性格で、最低一日五回は凹んで涙を流している。一人称は「ボク」。学院の料理はすべて彼が作っていて、料理の腕前だけなら誰にも負けない。
 
レフトライト=フィールズ
Leftright Fieldz
「記憶と想い出の違いは何か、分かるかね?」
35歳。生活魔法担当講師。A級魔法士。
元々魔法教会勤務の職員だが窓際族で、しょっちゅう倉庫で昼寝したり、勤務の途中で突然思い立って狩りに出かけるなどの自由人。エレン院長にスカウトされるも自由人ぶりは健在で、朝食や夕食は部屋で一人でとる。
「質問大好きおじさん」の異名を持つほど魔法生に質問責めし、まともな回答が出来なければすぐに減点されるため、一部魔法生からは疎ましがられている。
彼のプライベートの大部分は謎に包まれているが、首からぶら下げているロケットの中に恋人らしき女性の写真が入っている事を、エクスリスが確認したとか。

[理のエクレール魔法学院 A級魔法生]

フラッティ=リカール
Fratty Misa Ricarl
「校則第33条。風紀委員の持ち物検査に逆らうことを禁ず」
19歳。風紀委員。
オリアネスを「姉様」と呼び、校則違反の魔法生を見かけたらすかさず報告する。
ミスティ=リカール
Misty Risa Ricarl
「あんたは魔力剥奪の上、魔法界から追放さ」
19歳。風紀委員。
フラッティの双子の妹。同じくオリアネスを「姉様」と呼び尊敬している。
       
ウィリアム=ガルトン
William Galton
「ご用がありましたら、いつでも図書館にどうぞ」
19歳。図書委員長。
大変博識で、本を読むことが彼の勉強法であり、一部授業が免除されている。
   

[理のエクレール魔法学院 B級魔法生]

ヴィッツ=ラヴァース
Vitz Lovers
「気に入らねぇ」
19歳。シエスタの幼なじみ。
小等学院時代シエスタをいじめて遊んでいたが、おねしょシーツを発見されてから形勢逆転した。
ステファン=ステファマリス
Stefan Stefamallis
「近づくな。バカがうつる」
18歳。ヴィッツを「運だけでB級魔法生になった奴」として目の敵にしており、A級試験では蹴落とそうとしている。
       
ユキノ=フィルブルグ
Yukino Philburg
「おはよう。杖をお求め?」
18歳。購買で魔法杖を売るアルバイトをしている。お金を貯めて将来は近くの町にパン屋さんを開くのが夢。
アルフレット=モーメット
Alflet Mormet
「フゥハハハ!我が闇の渦に呑まれ、藻屑となるがいい!」
18歳。自らを闇夜の紅魔者(クリムゾンウィザード)と名乗る中二病の少年。オリジナルの闇魔法を得意としている。
       
ケント=テキスタリス
Kent Textalis
「勉強中だ。話しかけるな」
18歳。ルクシエメール魔法学院に居る兄に負けたくなくて、今回のA級魔法生試験に向かって必死で勉強している。
イバンス=バーレン
Ivans Varlen
「いい先生だよ……あの人は」
18歳。両親も三人の兄達も、全員A級魔法士というエリート一家に生まれたため、常にプレッシャーを感じている。

[理のエクレール魔法学院 C級魔法生]

ルルゥ=コーディ
Rurhu Kodi
「あの……、僕、実は……」
17歳。口下手で、人見知りの激しい性格。 魔法生の一人に恋をしているらしく、どうしても次の試験に合格したいという。
ナターシャ=ハイネン
Natashya Hainen
「いつでも来なよ。服があんたを待ってるからさ」
18歳。購買で魔法服を売るアルバイトをしている。
将来は自分のデザインした魔法服を売るのが夢。
       
キャンディ=ローヌ
Candy Rhone
「やっほー、元気?」
17歳。明るく元気な性格。学院では恋愛禁止のため、風紀委員に隠れてこっそりグレゴリーと付き合っている。
グレゴリー=ティムドット
Gregory Timdot
「僕、キャンディ、好キ。永遠に愛してイル」
17歳。異国よりやって来た少年。言葉は辿々しいが、心優しい。キャンディを守るためなら何だってすると豪語している。
       
ホリー=ハーク
Holy Hark
「っていうかさ、本当あり得ないよね。大体何なのあれ」
17歳。一度喋り出したら止まらないほどお喋り大好きのミーハー女子。 学院成績最下位で、いつ追い出されるかビクビクしている。