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ChatGPTでシューティングゲームを作ろう!の回

ChatGPTでシューティングゲームを作ろう!の回

話題の対話型AI「ChatGPT」はプログラミングが得意中の得意。
当然、ゲームをプログラミングすることも出来るので、既に沢山のユーザによって「テトリス」や「ぷよぷよ」「テニス」「インベーダーゲーム」などのブラウザゲームを制作されている様です。

RPGツクール一辺倒だった私には一体どの程度のクオリティの物を作れるのか。
今まで触れたことの無いシューティングゲーム作りに挑戦してみました。

制作の流れはこちらに詳しく書いています。
https://qiita.com/kotonoha0109/items/eb19fe48a1a7defeeaa1

ChatGPTが制作したシューティングゲーム以下のURLからプレイいただけます。
https://aokikotori.com/shoot/
(要Chrome+キーボード。スマホでは動かせません)

ChatGPT APIを実行するPHPスクリプト公開

ChatGPT APIを実行するPHPスクリプト公開

ChatGPT APIをHTML+PHPで実行するスクリプトを公開しました。
手順とダウンロードパスはqiitaに書いてあります

ChatGPT APIキーと、PHP7が動作するWebサーバをご用意ください。サクッと動くと思います。
それにしても公開向けのスクリプトやドキュメントの執筆って大変ですね。。自分の勉強にもなるので、出来るだけタメになりそうな情報は共有していきたいと思っています。

ChatGPTに小説を書かせてみる

ChatGPTに小説を書かせてみる

シャーロックホームズの名推理

美術館で名画の盗難事件が発生し、その第一発見者である警備員トムは、通報を受けて駆けつけたハンス巡査によって連行されていった。
「トムは犯人ではない。何故なら彼は三日前に右肩を怪我しており、重たい名画を持ち上げることができなかったからだ」
トムは、ホームズの友人だったのだ。
「しかしそれだけで、彼が無実であるという証拠にはならないだろう」
私は渋い顔のままホームズを見る。

美術館に辿り着いた私とホームズは、トムがいつも控えていたという警備室にやって来た。
やがて、私はそこで一台のカートを発見した。
「見てくれホームズ。このカートならば、肩を怪我していても、重たい名画を運ぶのに使えそうだ。という事は、やはり犯人は、……」
「おや、これは?」
カートを見つめるホームズの眼光が、鋭くなった気がした。

美術館のホールに戻って来たホームズは、手にしていたものを、事件の関係者たちに向けて掲げた。
「誰か、これに見覚えはあるかい?」
彼の手の中で、何かが光る。
関係者一同が首をかしげる中、一人だけ顔面蒼白になった男が居た。
それは何と、トムを連行した警察官・ハンス巡査だった。
彼は慌てて逃げようとしたが、警察官たちに捕らえられる。
「おや、どうしました、ハンス巡査? 何をそんなに驚く事があるんです? これは、私のお小遣いの1ペンス金貨ですが」
ホームズが手の中の金貨を取り出してみせる。

ハンスはその場に崩れ落ちた。
「ホームズ、一体どういう事だ?」
私は当然の疑問を彼にぶつける。
「カートの底に引っかかっていたのは、本当はこれさ」
彼が反対側の手に隠し持っていたのは、警察官のバッジだった。
「……なるほど。通報を受けて駆けつけ、すぐトムを連行したはずのハンス巡査のバッジが、警備室に落ちている事はおかしい。トムに罪を着せるために犯行に使ったカートを警備室に運んだ時に……。ホームズはカマをかけて見たのだな」
私は納得した。

かくして事件は解決し、釈放されたトムがホームズに何度も頭を下げる。
「ホームズ、あなたは最高の名探偵だ!」
感謝するトムを横目に、私はホームズに尋ねた。
「でも、なぜハンスはトムに罪を着せようとしたんだろう?」
トムも頷きながら、ホームズの顔を見る。
「ハンスは、自分が犯人を捕まえたという功績を、慌てて挙げようとしたのだろう。同期の昇進が、検討されていたらしいからね」
「だが名探偵の登場は、予想外だったわけか」
そう言う私に、ホームズはにやりと笑って答えた。
「そうだな。でも、事件はいつ起こるか分からない。いつでも準備しているつもりでいたら、そこに答えが現れる。それが名探偵の基本だ」
私は彼の言葉に深く感銘を受けた。
家路を歩みながら、私はホームズの知恵と鋭い観察眼に尊敬の念を抱いた。

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AIに限らずAPI全般をツクールで扱う危険性のお話

AIに限らずAPI全般をツクールで扱う危険性のお話

前回のChatGPT APIの話について、わざわざツクールMZからサーバ上のPHPスクリプトを経由しているために、かなり遠回りな手法に見えますが、もちろんツクールMZだけで直接ChatGPT APIを叩く事だけなら難しくないと思うのです、が、

たとえば「いくら利用料金がかかってもOK!」「費用に上限設定をかけてあるので使ってもらって大丈夫」という太っ腹の作者さまが居たとして、ツクールMZ本体のプラグインパラメータあるいは変数内にAPI_KEYを保存しておき、AIと組み合わせたゲームを完成させたとします。
しかしそのままゲームを公開してしまうと、ダウンロード版でもブラウザ版でもそのパラメータを確認することは非常に容易で、沢山の人からAPIキーをあっさりと見られてしまいます。音楽や画像と違ってJavascriptは暗号化出来ないからです。
今回のChatGPT APIに限らず、どのAPIにも言えることで(Googleなどドメインやリファラーで制限をかけられる例もありますが)APIキーは基本、他人に絶対に見られることの無いシークレットな環境に置かれるべきです。

なので、今後もし「ChatGPT APIが動くよー」的なプラグインが公開されたとしても、それが「APIキーを変数やプラグインパラメータにセットする」様なタイプであれば使用は危険です。
プログラムや変数ごと暗号化出来る機能がツクールのアップデートで備わったとしても、暗号が不可逆であることが保証されない限りは使うべきではないと考えます。

2023年2月ランキング

2023年2月ランキング

最近は専らAI遊びと雑記の更新ばかりの日々ですが、それもそのはず、私の周囲ではコロナ禍の影響が落ち着いてきているため、リアルが多忙になりつつあります。プレイ中のホグワーツレガシーも微妙に止まっていますし(こっちは3D酔いと戦いながらなので元々鈍行プレイなのですけど)。
魔女Xシリーズの2作目と3作目、七人勇者、そしてチョイスクライシス2022の4作品の怒濤のリリースラッシュが実現出来たのは、コロナ禍で年中冬休みの様な状況になってしまったからという理由が大きいので、もし私が次回作を出す様な状況になったら、おそらく私がリアルで芳しくない状況なのでしょう、きっと。
ただ、AIの進化が凄まじいので、AIを使って何か楽しい遊びは考えたいですね。

というわけで、2月のランキングです。

1位 ラハと魔法の園 -the graystory-
2位 ジャベリアの魔女禁書
3位 ラハと百年魔法石 -the endstory-
4位 ラハと理の魔法生 -the 2ndstory-
5位 魔女盤のアルカ
6位 魔女塔のシュリィ
7位 七人勇者とふしぎの塔
8位 RiSE -囚われ少女の魔法譚-
9位 紅く追憶の水葬
10位 チョイスクライシス2022

今月も沢山のアクセスありがとうございます。
ChatGPTをツクールMZから動かすデモのツイートが1500いいね頂き、はじめてのバズりに興奮しています。RPGにAIが搭載されるのがスタンダードとなる未来も遠くなるかも知れませんね。

ラハシリーズに比べると魔女Xシリーズの実況をいただく機会があまり無いのですが、その分、魔女Xシリーズに関する濃い感想をいただく機会が増えています。魔女盤のアルカは「問題篇」で、ジャベリアの魔女禁書が「解決篇」という形で構成していますので、この2作は是非セットでプレイして頂きたいですね!