Character

[主要キャラクター]

ラハ ラハ
記憶を失い、魔法学院前に倒れていた少年。魔力までは失われておらず、覚えたばかりの魔法でも何故か絶大な威力を発揮する。 また、名前以外の事は何ひとつ覚えていないはずなのに、常に自分の中に「正義感」の様なものを持っていて、困っている人や苦しんでいる人を見ると助けずには居られない。 設定は17歳。髪はグレー。クールでワイルドな見た目とは異なり、口調は柔らかくて優しい。しかし曲がった事は嫌いで、たとえ親友でも人を傷つけようとすれば本気で怒ることもある。
魔法界では「他者を助けに行って殺された場合、殺した者は罪には問われない」自己責任法と呼ばれる暗黙のルールが定められているが、それでも大切な人を助けるためなら命を投げ出してもいいという、自分の信念を曲げない強さを持っている。この法について詳細は不明だが、殺人魔法によって周囲を巻き込む事件が多発していた時代、捜査や審理を円滑に進めるために定められたという説がある。 身長165cm、体重50kg。血液型不明。
   
サリィ サリィ・デビッド
入学から一ヶ月でB級魔法生の称号を得るという異例の最短記録を持ち、そののちに魔法薬学の論文が魔法界法長賞を受賞するという学院一の天才少女。 実際に魔法が使える17歳になるまでは、一日十六時間以上、ひたすら読書と論文で勉強を行っていた努力家で、努力を怠る者や楽をしようとする者を軽蔑する。 口癖は「私を誰だと思っているの?」。
学院に入った当初は口数が少なく周囲に対して冷たくそっけない態度をとっており、近寄り難い雰囲気を漂わせていたが、使い魔を不慮の事故で亡くしてからは、周りの人の悲しみを理解する様になり、時に優しく穏和な表情を見せることも。
当初ラハに対しては恋心に近い感情を抱いていたが、「少なくともA級魔法生になるまでは余分な要素は不要」と心に決めていた彼女にとってその様な感情が突然芽生えた事は違和感でしかなく、自問自答を何度も繰り返した末、ある事をきっかけに違和感から解放され、一つの答えを導き出す事が出来た。この時彼女の頭の中でどの様な処理が行われていたのかは、彼女のみ知る。
努力をせず仮病ばかり使って授業をさぼっていた頃のチャタの事は嫌っていたが、ラハとの出会いを通じて成長していく彼の姿は微笑ましく思っている。 身長165cm、体重47kg。血液型B型。
   
チャタ チャタ・シュトラウス
周囲からは「万年落ちこぼれ魔法生」と呼ばれ続けていて、入学から二ヶ月経つもC級魔法生にすらなれない小太りの少年。仮病のために医務室を訪れた所ラハは出会い、友として魔法生寮で部屋を共にする。
朝食には肉を最低五枚は食べないと落ち着かない。昔、魔法菓子の付録についていたモンスターカードをコレクションしていたせいか、魔物のことには詳しく、「ズム・チャタ・チェック」という、モンスターを観察するオリジナルの魔法を編み出す。幼なじみの月花と同じ、学院近くにあるニブラスの町出身。
治癒魔法担当のラクリス先生を溺愛していて、何か悩み事があると仮病を使って医務室に通う。とは言え、治癒魔法が得意というわけでもなく、序盤ではC級魔法生であれば誰でも使える基本の回復魔法「ケア」を使えず、回復力の弱い「ケア・ラテ」という魔法しか使えずにいた。
ラハとは当初「同じD級魔法生仲間が出来たこと」が嬉しくて友達になろうと決めたのがきっかけだったが、彼の言動や魔法の飲み込みの早さ、魔力の強さに特別なものを感じ、学院でラハと共に過ごす事が自らの成長につながると信じ、親友であろうと決めた。
逃げ足が速いために素早さはそれほど悪くはないが、致命的に体力が無く、仲間になるキャラクターの中ではHPが最も低い。
身長170cm、体重81kg。血液型A型。
   
月花 月花・ミスネス
読み方は「げっか」。チャタの幼なじみで、彼同様周囲からは「落ちこぼれ仲間」と見られていたが、一ヶ月半かけてようやくC級魔法生の称号を得たことで、万年落ちこぼれと呼ばれずにホッとしている。基本口数は少ないが、感情を抑えきれなくなると、大声で怒鳴り散らすこともある。
好きなタイプは「かっこいい人」。転入初日からラハに一目惚れする。友達のC級魔法生ノリス曰く、月花が初対面の男性相手に落ち着かない態度をとることは「いつものアレ」と表され、学院に入った当初もフーバルトや先輩魔法生を見て顔を赤らめていた事もあった。
ラハに当初抱いていた恋心も当然「いつものアレ」ではあったが、第二章でのある出来事をきっかけにラハに特別な感情を持ち、またラハの行う「他者を助けること」に共感を覚え、彼の支えになりたいと思う様になった。
チャタの事は嫌いでは無く、むしろ一番の友達とまで思っているのだが、周囲には落ちこぼれ仲間と思われたくなくて、ずっと嫌いなフリを通し、時には「幼なじみである事が恥ずかしい」とまでつぶやく事もある(本心では無い)。
サリィの事は尊敬していて、彼女の様な魔法生になりたいと思っている。
父が異国を旅した時に気に入った言葉をそのまま名付けたため漢字名となっている。身長155cm、体重44kg。血液型AB型。
   

[魔法学院 講師]

ルクシエ ルクシエメール院長
光のルクシエメール魔法学院長で、本名はルクシエ・フランメール四世。「ルクシエ」「ルクシエメール」といった愛称で呼ばれている。茶目っ気のある性格で魔法生からの人気は高いが、笑顔でも決して目の奥は笑っていない事もあり、講師陣は時折恐怖する。
口癖は「ブラボー」。身長190cm。
魔法界で四人しか存在しないといわれるS級魔法士の一人。魔力の大きさや魔法に関する知識等はA級魔法士以下とは別格で、称号授与のためには魔法界法長直々による厳しい審査が必要となる。
ルクシエ自身は「名ばかりS級」と自称している。魔法界法の知識も歴史も苦手で、戦闘魔法や記憶魔法なども不得意である彼の「一体どこがS級魔法士なのか?」魔法生は誰も知らない。
彼の血筋である"ある人物"の存在と、彼が最後にかける魔法の効果が、S級魔法士たる所以を表していると言えるだろう。
代々フランメール家は実子に学院長の席を引き継がせて来ていたが、その四世である彼はいまだ独身である。20年前から学院長に就いている彼は現在四十代後半と思われ、魔法教会からは学院の跡取りについて心配する声もある。
ちなみに使い魔の名前はリシャス。物語中では某所に仕掛けられていたとある魔法の解除に貢献した。
   
ミランダ ミランダ・マイン副院長
光のルクシエメール魔法学院副院長。また、院長秘書も兼ねている。元々は戦闘魔法の担当講師だったが、フーバルトが勤める事となったため退いた。称号はA級魔法士。魔法界の歴史や界法に詳しく、魔法教会からも一目置かれている。
常にメイド服を着ているのは単なる趣味。途中まではラハの動向に着目していたが、魔法祭の出し物の準備が忙しくなり、放置状態に。
   
フーバルト フーバルト・ビーフォース
戦闘魔法担当、20歳。学院最年少でA級魔法生の称号を取り、卒業後にそのまま学院講師として抜擢される。魔法生達からは血も涙も無い性格と恐れられていて、機嫌の悪い時には基本的な事すら説明せず、突如魔物の群れの中に放り込み「戦うための魔法は実戦で身を以て知れ」と言い放ち、魔法生達を苦しめている。ただ、優秀な魔法生や頭のいい魔法生に対してはその努力を認めており、良き相談相手となる事もある。使い魔はスライム。
   
ヤクル ヤクル・ルミナス
魔法薬食担当、年齢不詳。A級魔法士。元は魔法薬や魔法食品の研究者として魔法教会研究所で勤めていたが、ルクシエ院長にヘッドハンティングされて現講師職に就く。学内の誰に対しても「坊や」「お嬢ちゃん」と呼ぶため、院長より年上という噂もある。
独自で魔法薬をいくつか作り出しており、実験のために魔法生を人体実験のアルバイトさせる事もあるが、医務室送りにさせてしまう事が殆どである。授業はかなり真面目で、知識も豊富なので、魔法生からは人気が高い。ちなみに自販機の商品はすべてヤクルのお手製。使い魔はミノタウロス。
   
ジャッラ ジャッラ・エンバドル
邪援魔法担当、37歳。A級魔法士。魔物に毒をかけたり、味方に魔法回避バリアを張ったり、といった妨害および支援効果のある魔法が「邪援魔法」。
一人称が「余」、二人称は「お主」で統一しており、「~じゃ」「~のう」が語尾につく古風な喋り方。チーズをこよなく愛し、自販機にチーズを置こうと提案した張本人。骸骨標本や人体模型のコレクションが趣味で、女子魔法生達からは不気味がられているが、授業が楽しいため男子人気は高い。使い魔はゴーストで、名前はノルマン。
   
ラクリス ラクリス・ティア
治癒魔法担当、学院で医師を勤める。年齢不詳。身長130cm。「~なのです」「~なのですか?」という喋り方をする。優しく容姿端麗で、歌の授業では美声を聞かせてくれる事から、男子魔法生達から絶大な人気を誇り、ラクリスファンクラブまで結成される。
ラハやチャタ達の事は常に気にかけている心配性。
スキルタイプ」と呼ばれる魔法の痕跡について探知する能力があり、24時間以内であればどの場所でどの魔法が使われたという事まで分かることから、S級魔法士になり得ると言われていたが、学内医として勤めることを選び、法長の審査は受けなかった。
   
バイエル バイエル・アッシュダム
生活魔法担当、45歳。ドアを開く、物を動かす、ほうきに乗る、テレポートするなどがすべて生活魔法として分類されている。 ノリの良い先生で、戦闘魔法系と違って気楽に受けられる授業のため、楽しみにしている魔法生も後を絶たない。使い魔は「ハピ」という名のお喋りコウモリ。
テレポートでの移動が流行し始めてからは、ほうきに乗る魔法士をあまり見なくなった。テレポートよりほうきを動かす方が魔力を多く消費するため、移動手段として効率が悪いというのが理由の一つである。
パンをこよなく愛し、自販機にパンを置こうと提案した張本人。
   
ガンドフ ガンドフ・ウォール
学院警備、70歳。正確には「先生」では無いが、フーバルト不在時に戦闘魔法の代理講師を務めることもあるため「ガンドフ先生」と呼ばれている。
魔法生は四ヶ月おきの長期休暇に入るまで、学院と寮でのみ生活しなければならないため脱走して町に遊びに行く者が時々現れる。それを防ぐために立っているが、高齢のため素早い動きには対応出来ず、取り逃がした事も数知れず。
しかしそんな魔法生達への処分についての考えはとても厳しく、脱走魔法生は全員学院を追放され、除籍されている。

[A級魔法生]

スージー スージー・フォンテーヌ
学院図書委員および魔法祭実行委員長を務める19歳。中等学院時代からのフーバルトの後輩で、フーバルトがカエル嫌いという弱みを握っている。
サリファ サリファ・ララス
図書委員長および「物知り委員」として学内に在籍する19歳。卒業を間近に控えているが、その後も学内に職員として留まることが決定している。
       
マシャラ マシャラ・ライルネン
魔法祭実行委員の一人としてグラウンドで設営中。例年、魔法祭では学院長の顔が刻印された食べ物の屋台を担当しており、絶大な人気を呼んでいる。
エリノール エリノール・アスランタム
魔法祭実行委員の一人としてグラウンドで設営中。「お前は肉担当な」と言うマシャラの言葉に引っかかりを覚えるも、お肉大好きな肉食系女子。
       
ファズマ ファズマ・メタモリティ
1F食堂前で、誰かれかまわず変身魔法をかけまくるというはた迷惑な先輩魔法生。 変身魔法についての知識は詳しいが、魔法の効果は正確性に欠ける。
ビーチェ ビーチェ・アルザラン
2F廊下で、魔法の名前の由来について話す優しい先輩魔法生。周囲から「おばあちゃんの知恵袋」と面白がられているが、婆ちゃん子なので悪い気はしていない。
       
サイモン サイモン・ライナス
2F職員棟手前に居る先輩魔法生で、風紀委員を務めている。回廊に居るお喋りコウモリの事が苦手で、なるべく職員棟には近寄りたくない。
ガーファン ガーファン・ライナス
魔法生寮に居る先輩魔法生で、同じく風紀委員。サイモンの双子の弟。兄の事は心の中ではライバル視しており、進級はすべて兄と同じタイミング。
       
デュナン デュナン・フォーセフト
2F廊下に居る先輩魔法生。面倒見がよく、後輩魔法生からは慕われている。戦闘魔法はあまり得意では無く、A級魔法生になるまで二年半かかった。
ジーク ジーク・グリアンド
四章から登場。父は魔法教会の重鎮で、そのコネのおかげですべての試験を一発でパスする。サリィに惚れていて、妻として迎えたいと思っている。
       

[B級魔法生]

カシェ カシェ・アンドロウス
19歳。「光と闇って何となくカッコイイじゃん?」という理由で光・闇魔法を得意とする。毎朝朝食前に蒼の森を何周もしており、小遣い稼ぎ中。
シエスタ シエスタ・シェリル
18歳。女性ながらラクリス先生ファンクラブ副会長で、将来医師として働きたくて治癒魔法を中心に学ぶ。途中サリィと魔法生寮で同室となる。
       
クラリス クラリス・パッヘルベルト
18歳。学院七不思議の一つ「ガーディアン像の謎」を解くべく毎日像の前で考えている。おっとりした性格に見えるが、戦闘魔法はトップクラスの腕前。
リース リース・リノス
18歳。購買前で新しい杖を買おうかどうかをいつまでも悩んでいる少女。買い物下手な性格で、何を買うにもシエスタに選んでもらっている。
       
タバサ タバサ・ウェニーズ
18歳。1F廊下の図書館前に居て、魔法界の法律と歴史について詳しいと自負する。図書室の埃っぽさが苦手で、本を借りる時は誰かに取って来てもらう。
ハン ハン・グラジール
19歳。休み時間になると購買の自販機前に居座っていて、新商品をチェックしている。ヤクル先生のアルバイトで変な薬をいつも飲まされている。
       
シャム シャム・スタンシー
19歳。ハンと共に購買部で鎮座しているが、自販機では無くお店で売られている装備品に詳しく、通りすがる魔法生に購入のアドバイスをしている。
ホフ ホフ・マイム
19歳。苦手なフーバルトから叱られるたびに購買のテーブルで「ヤケコーヒー」をしている。20点減点された時はコーヒーを20杯飲んだ。
       
ケーン ケーン・テキスタリス
19歳。図書館でA級魔法生筆記試験の勉強に励んでいる。よく図書館に来るサリィをライバル視していて、いつ追い抜かされるかとビクビクしている。
トラボルタ トラボルタ・マカラニオ
19歳。時事問題について詳しく、学内に新聞委員を作ろうと図書館で申請書を作成中。ザヴァン法長殺害事件について独自で調査を進めている。
       
ジュリア リリア・ウィップル
19歳。学院七不思議の一つ「絶対に開かない本」を開くために図書館で一日中思案しているが、時に乱暴な手段に出そうになり、スージーに注意されている。v2.02までの名前はジュリア。
エドガー エドガー・アロフ
19歳。カシェと魔法生寮が同室で、朝食前の蒼の森にいつも付き合っている。土魔法を得意としているせいか、身体がいつも泥だらけである。
       
ザイル ザイル・ドレッド
19歳。魔法祭実行委員の一人で、グラウンドにて設営中。「メイドお茶室」という企画を立案し、魔法祭のメインの出し物として考えている。
フレア フレア・パンシー
18歳。魔法祭実行委員の先輩をお手伝いしに行ったら「魔法を使った出し物を頼む」と突然言われ、使い魔のオタカとともに何をするか企画中。
       
エイブ エイブ・ブランハイム
19歳。2F廊下でビーガムと仲良く話している魔法生。卒業後は魔法バスの運転手になる予定。空を飛び地下を這うバスは魔法界に必要不可欠な交通手段。
ビーガム ビーガム・トマス
19歳。2F廊下でエイブと仲良く話す魔法生。魔法のランプ職人の息子で、家業を手伝っている。隣の家がツボ職人を営んでいて家同士仲が悪い。
       
ルーシー ルーシー・モート
19歳。2Fに居る。女子寮の風紀委員だが、噂好きでミーハー。最近学内でバタバタと忙しそうなチャタやサリィの事を常に気にかけている心配性な一面も。
アリッサ アリッサ・ピチカート
18歳。使い魔ドドンガと常に第二教室前に立っている。大食いで食費のかかるドドンガについて色んな先生に相談に行くが、問題を解決してくれた先生とは果たして。
       
ギャン ギャン・カジーナ
17歳。チャタやサリィと同期で、彼女より二ヶ月遅れでB級魔法生の称号を得る。「人生はギャンブル」が座右の銘で、持ち前の運で試験を突破した。
スペイド スペイド・クラブハーツ
17歳。ギャンと一緒に魔法生寮で魔法ルーレットというギャンブルに勤しむ。同じく人生はギャンブルを信念としており、最近の趣味は蒼の森でのお宝集め。
       
ロシェット ロシェット・バドゥーク
19歳。2Fに居る自称・試験対策委員。進級試験について色々アドバイスしてくれるが、自身のA級試験がうまく行かず、落ち込み気味。
   

[C級魔法生]

ミラ ミラ・サクラリーフ
17歳。1Fに居る女子魔法生。フーバルト先生の格好良さに惚れあまり授業に集中出来ず、C級から一向に進級出来ず。フーバルトからは既に見放されている。
シシリア シシリア・ハーネス
17歳。ラハが心配でたまに医務室を覗きに来る。彼に対しては恋心というより母性の様なものを感じている。そんな彼女の夢は動物のお医者さん。
       
ナルニス ナルニス・ギズモンド
17歳。ラクリスファンクラブを結成し、会長を務めている。絶えず懐にはカメラを携え、魔法を使って0.0007秒という速度でシャッターを切る能力を持つ。
タンドリー タンドリー・カレイル
17歳。ラハが転入して来た時に新入り応援隊を結成するも、相手にされずメンバーは一人。エイブと非常によく似た顔立ちをしているが、赤の他人。
       
トーネ トーネ・バレンタイン
18歳。恋人のリルアと共にC級魔法生止まりの先輩魔法生。最近はチャタよりも万年落ちこぼれの称号がふさわしいのではと噂されている。
リルア リルア・ホワイティ
18歳。恋人のトーネと共に学内デートをしていて、ほとんど勉強をしていない。卒業後はトーネと結婚すると宣言している。未来が不安なバカップル。
       
テツロウ テツロウ・バードリー
17歳。スースという恋人が居て、時々中庭などでデートを重ねている。勉強よりも恋が大切とフーバルトに言い放ち、50点減点されたのは有名な武勇伝。
スース スース・シュロスキー
17歳。テツロウの恋人で、中庭でデートしている姿がよく目撃される。「早くB級魔法生になって蒼の森に行きたい」というのが口癖だが前途多難。
       
コルト サルクス・ジター
17歳。恋人はアマリア。三組居る学内カップルのデートスポット取り競争が毎日の様に繰り広げられているが、戦闘魔法を苦手としておりいつも負けを引く。
ノリス アマリア・リッティ
17歳。サルクスの恋人。ジャッラ先生に気に入られていて、よく話しかけに来る。理由を聞いてみると、空腹時に髪の黄色がチーズに見えるのだとか。
       
コルト コルト・ジェニー
17歳。胃腸が弱く、日に何度もトイレに駆け込んでいる。ヤクルに相談し胃薬をもらったところ何故か体重が5kgになり、今後はラクリスに相談する事にした。
ノリス ノリス・バリナンド
17歳。中庭で朝昼晩濃いコーヒーを飲む事を日課にしていたが、カップル達が近くでいちゃいちゃし始めたため、居場所に困っている。
       
ハムス ハムス・フット
17歳。双子のウィンスと共に常に行動している。魔法を覚えるとすぐ調子に乗って自分より弱そうだと感じた者に試し打ちをしたがるというイジメっ子体質。
ウィンス ウィンス・フット
17歳。双子のハムスと共に常に行動している。物語中、ある人物の使い魔をいじめる姿が目撃されており、それが後にとんでもない事になるのはまた別のお話。
       
マリルハート マリルハート・スカーレット
17歳。秀才を自負するも毎回B級魔法生試験に合格出来ず、サリィに対抗心を燃やしている。将来は使い魔を使った商売を企画している。
ローランド ローランド・ルヴィル
17歳。二つ名は「妖精萌えのローランド」。学院七不思議の一つ「湖に棲む妖精」の情報を集め回っている。子供の頃の夢は妖精と結婚することだった。
       
トルーパー トルーパー・クラウネス
17歳。「~っす!」が口癖。奥手な性格のためなかなか周囲の者と仲良くなれずにいる。のちにラハが自分を助けに来た話を聞き、猛烈に涙を流して感動した。