ルナスティアのラストで前フリはしてあるので「夏か秋にも次回作を」と意気込んではいたのですが、仕事やらメンタルやらがぐしゃぐしゃ状態で着手できそうに無く、また長いお休みに入ります。とは言っても、春から夏にかけてほとんど動いていなかったも同然なのですけどね。
Xにも書いたその「レヴナントアリス」というお話について、少し。
舞台はレヴェリー公国の郊外。暗殺稼業を生業にしているオレアンダー家の、若き次男ノエルが主人公。
彼は父エヴァンから、ノエルの初めての殺しの任務を与えられます。
屋敷を訪れた依頼主の女性は自分の名を「アリス=レヴナント」であることを告げ、そして「ターゲットは私自身。どうか私を殺して欲しい」と願い出るのです。
彼女の身体は、ナイフでも銃でも毒でも、そしてたとえ魔物に頭蓋を砕かれようと、死ねない身体になっていました。そしてもうひとつの不思議な能力、幽霊が見える力が備わっていました。
アリスは六年前に死亡したはずの人間でしたが、魔法使いの兄が闇商人から手に入れた呪われた魔道具「霊標時計」を使ったことにより、この世に蘇りました。しかしそのせいで兄は永遠の悪夢の中へと囚われ続けることになりました。兄にかかった呪いを解き、彼を目覚めさせるには、アリスが再び命を落とすしかありません。
様々な殺害方法を試していたある日、ノエルの父エヴァンが何者かに殺害されます。
アリスは幽霊の目撃情報から犯人を特定し、エヴァンはその犯人に復讐を誓います。
果たして父エヴァンの死の真相は。
そしてノエルはアリスを殺すことが出来るのか。
こんなお話です。
実はバディもの。